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会長挨拶

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三浦 宏子

日本国際保健医療学会 第38回東日本地方会 大会長

(北海道医療大学歯学部保健衛生学分野・教授)

 2024年7月6日(土)に日本国際保健医療学会第38回東日本地方会を札幌の地で開催させていただきます。東日本地方会が北海道で開催されるのは初めてですが、夏の札幌の爽やかな気候を楽しみつつ、国際保健に関する課題等を直接討議するために、現地での開催とさせていただきます。

 国際保健を取り巻く環境の変化は大きく、何を大会テーマとするか大変悩みましたが、本会では「国際保健におけるアクティブエイジングと地域リハビリテーション」を取り上げることとしました。高齢者や障害児者が地域でいきいきと生活できる社会づくりは、先進国だけではなく、世界共通の課題であると言えます。特に、アジア諸国では高齢化がさらに進展し、地域での高齢者への医療・保健・福祉サービスのあり方が喫緊の課題となっています。これらの諸課題に取り組む際のキーワードが「アクティブエイジング」と「地域リハビリテーション」です。この両者は、一見相反する概念のように思われますが、類似点も多く、相補的な関係にあると言えます。人々の健康と福祉の向上を図るための両輪であり、学際的な視点が求められます。

 そこで、本学会では、午前の部(基調講演、特別講演、教育講演)で、アクティブエイジングと地域リハビリテーションのコンセプトと国際保健施策での動向について理解を深めることを目指します。高齢化が著しいアジア諸国からの知見も含めて、アクティブエイジングと地域リハビリテーションの「いま」を理解する場とできればと考えています。午後の部では、地域ニーズを踏まえたアクティブエイジングと地域リハビリテーション活動のあり方について、シンポジウム形式にて会場の皆様と議論を深めていきたいと考えております。また、学生部会の皆様とも連携したプログラムと演題発表も企画しております。

 国際保健分野でご活躍されている学会員の皆さまだけでなく、国際保健に関心がある方々も奮ってご参加下さい。また、学会テーマにかかわらず、演題を多数お申込み下さいます様、併せてお願いいたします。

 札幌の地で皆様を心よりお待ちしております!

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